アメリカでの接客、会話など日本のサービスとは異なりなかなかユニークです。
今回はレストランでよく聞かれるフレーズ、答え方、リクエストの仕方、注意点などをシェアします。
レストラン
入店から席の案内、ドリンクの注文
入店したら人数を伝えましょう。
For two/three/four. (何名です)
稀に席が空いているのに、入り口付近やトイレの前など変な場所に案内されることがあるので変更してもらいましょう。
Can I sit outside/over there/in the booth? (外で、あそこで、仕切りになっているテーブル席に座っていいですか?)
レストランは基本的に1テーブル1サーバー制、担当の方がついてくれます。
注文やリクエストの際にはこの方以外人を呼ばないように注意してください。(この方にチップを払うため)
簡単な自己紹介があり、すぐに飲み物を聞かれることが多いです。
ポイント
日本のように必ず最初にお水が出てくるとは限りません。お水はドリンクを注文すると出てこないこともあるので必要なら頼みましょう。
A glass of water please. (お水をください)
ドリンクメニューは種類も多いし決めるのに時間がかかります。
メニューも見たいけどまだ時間がかかる時、頼むかわからない時は、
I will start with water. (お水からスタートします)
が便利。頼みたいものがあれば後で注文すればOK。
メニューは残してもらいましょう。
Can I keep the drink menu? (ドリンクメニューを置いておいてくれませんか?)
料理を注文する
Are you ready to order? (注文する準備はできましたか?)
と聞かれますが、たいていまだ決まっていないことが多いので、
Can we get a few more minutes? (あと数分くれませんか?)
We still need another minutes. (もう少し時間が必要です)
と、いえばOKです。
もし注文が既に決まっていて店員さんを呼びたいとき、日本のように「すみませーん!」と声をかけるのはアメリカではNG、
大変失礼な行為になるので注意しましょう。
基本はアイコンタクト、もしくは黙って小さく手を挙げて店員さんを呼んでくださいね。
step
1まずはサラダを注文
筆者はアメリカのレストランでドレッシングのかけすぎで塩辛くて食べれなかった経験が何度かあります。
なので、Can I get the dressing on the side?
と言ってドレッシングは別で持ってきてもらい自分でかけるようにしています。
注意ポイント
アメリカで$10超えのサラダを注文するとサイドメニューではなく、たいてい一食分のことが多いです。頼みすぎに注意。
アメリカの料理は量が多すぎるのは周知の事実。大きさを確認しましょう。
How big are the portions? 一人前(portion)はどのくらいですか?
step
2メインディッシュを注文
アレルギーや嫌いなものが入っていないか確認しましょう。
Are there shrimps in this soup? (このスープにエビは入っていますか?)
付け合わせが何か知りたいときはこの表現です。
What comes with that? (これに何が付いてきますか?)
Does that come with a salad? (これにサラダは付きますか?)
付け合わせのミニ人参やブロッコリーって生で固くてあんまりおいしくなかったりするんですよね。
そこでマッシュポテトに代えられないかリクエストしてみましょう。
Can I get mashed potato instead of carrot/broccoli? (野菜の代わりにマッシュポテトをもらえませんか?)
ポイント
日本ではびっくりなリクエストですが、アメリカではいたって普通です。
遠慮なくリクエストしてみましょう。(その分チップは弾んであげてくださいね)
注意ポイント
おすすめはありますか?と日本ではよく聞くことが多いと思います。
が、アメリカで聞くと当店のおすすめではなく「個人的に私はこれが好きだな~」という主観的な答えが返ってきたりします。
店員さんも全て食べたことあるわけではないでしょうから、あまり参考になりません。
当店のおすすめがある場合は自己紹介の時に言ってくれる場合が多いです。
step
3料理を待つ
いくら待っても水や料理が運ばれてこない時ってありますよね?
店員さんも人間ですから忘れることはよくあるもの。遠慮なく聞きましょう。
We still haven't received our drinks/salad/meal. まだドリンク/サラダ/ご飯が運ばれてきていません。
step
4料理を食べる
料理が運ばれてきてしばらくすると店員さんは必ずおいしいか聞きに来ます。
Is every thing OK so far? (今のところ大丈夫?)
How is everything?(お料理はどうですか?)
返答はGreat!/Good!で大丈夫です。ここで何かあれば再度リクエストしましょう。
Can I get some more ketchup? (ケチャップをもう少しください)
Do you have soy sauce? (お醤油ありますか?)
メモ
筆者は以前、チキンが辛すぎて子供が食べられないと店員さんに言ったことがあります。
すると、甘いソースにつけて食べるのはどう?と提案されました。
なので、何でも気づいたら言ってみると良いと思います。
自分では思いつかないような提案をしてくれるかもしれません。
Finished?(食べ終わりましたか?)時に、食べ終わっていないのに下げようとする店員さんがいます。
No, I'm still working on it.(いいえ、まだです。)と答えてください。
料理が多くて食べきれない時には持ち帰るのが一般的です。
Can I have a box to go? で持ち帰り用の箱を持ってきてくれますよ。
支払い、チップ
Check please.と言って支払いに進みます。席に着いたまま支払うケースも多いのでウェイトレスさんの指示に従いましょう。
クレジットカードをホルダーに入れて預けたらレシートをいくつかもらいます。
もらったMachant copy(店側の控え)に支払額とチップを加えた合計額を書きましょう(別々に書く場合もあり)。
気をつけなくてはならないのがチップです。
日本にはない習慣ですので、ついチップはサービスに対する対価だと勘違いしてしまいがちですが違います。
店側はチップの額も見込んで従業員の時給を決めているそうで、チップがなければ時給400円くらいになってしまうこともあるとか(州の最低賃金による)。
ですのでチップがもらえなければ、同じ時間だけ働いたのに働き損になってしまいます。
チップはきちんと15%~20%払いましょう。
サービス料込の場合にはチップを払う必要はありませんのでレシートはちゃんとチェックしましょう。
optional service chargeなどの10~15%の項目がある場合には支払い不要です。
FIVE GUYS(ハンバーガーレストラン)
筆者は当初、ハンバーガーの注文って一番難易度が高いと思いました。
なぜならカスタマイズができるからです。
注意ポイント
ハンバーガーにレタスやトマトが入ってないってことはありえないだろうと考え、
マッシュルームとマスタードしか言わなかったら、本当にそれ以外入ってなかった....と語るのは筆者の旦那です。
最初はノーマルにトッピング全部乗せでいきましょう。
Can I have ○○? でバーガーを選んだら、トッピングを聞かれるので
All the way. (トッピング全部乗せで!)
と言えばOKです。
ポイント
ちなみにFIVE GUYSのトッピング全部乗せとはマヨネーズ、レタス、ピクルス、トマト、炒めた玉ねぎ、炒めたマッシュルーム、ケチャップ、マスタードのことです。
この他にレリッシュ(ピクルスみじん切りの酢漬け)、ハラペーニョ、ピーマン、A1ソース(ステーキソース)を追加することも可能です。
トッピングは全て無料です。
アイスクリーム屋さん
アイスクリーム屋さんでは大抵のお店で試食ができます。
Can I try this? (これ試食できますか?)
と、聞いてみましょう。
注文の際は、
Can I have a 1 scoop of vanilla/chocolate?(アイスクリームのバニラ/チョコをください)
又は、Can I have a single/double vanilla/chocolate ice cream?
で良いでしょう。
ソフトクリームの場合、スクープですくうわけではありませんが同じでOKです。
ちなみにソフトクリームは英語で Soft serve(ice cream)です。
おわりに
いかがでしたか?日本ではレストランなどで注文する際、
店員さんにわかりやすいように誰か一人が取りまとめて注文することが少なくないと思います。
しかし、アメリカのウェイターさん注文は一人ずつ聞いていき、
どれが誰のドリンクで誰の料理なのかちゃんと覚えていてくれます。
そしてその人の前にちゃんと出してくれます。
最初は旦那さん任せだった方(筆者)も、自分でオーダーやリクエストができるようになると、
ウェイターさんも誰の前に料理を出せばよいのかわかるので助かると思います。
英語を話す場数を増やす意味でも、ぜひ試してみてくださいね。