先日、駐在妻が鬱っぽくなったら試してほしい8つのことという記事を書きましたが、その続きです。
駐在妻は無気力になる環境が揃っている
薄々気づいていた方も多いと思いますが気のせいじゃないです。
私たちの取り巻く環境、ドーパミン(やる気ホルモン)が分泌されないようになってます。
ポイント
ドーパミンとはやる気のもと、脳内物質(ホルモン)のことです。やる気がある状態は、このドーパミンが大量に放出している状態だといいます。
このドーパミン、行動を起こすことによって分泌されるのですが、家の中でただテレビを見たり、ネットサーフィンをしていても全く分泌されません。
つまり、やる気を起こすためには行動が鍵!なのですが、不便な海外生活、言語の壁、厳しい自然環境の中で、駐在妻の行動範囲というのは小さく限られることが普通です。
筆者自身、子供がプリスクールに行って昼間自由になっても、家で何もできずぼーっと過ごすだけの期間がかなり長く続きました。
報酬がない生活をしていると、やる気が起こらない
ドーパミンは特に、お金や自分に対する評価など、報酬への期待を感じて動くときに大量分泌されるそうです。
しかし、駐在妻は会社の制約があってか、言語の壁もあってかお金を稼ぐことは簡単ではありません。
目的(報酬)を持って勉強をすることはドーパミンを増やすためにとても良いことですが…
駐在期間が全く予測できない駐在妻にとって、目標設定は難しくモチベーションを保ち続けるのも至難の業です。
つまり、このような環境下でやる気が出ないのはあなたのせいでも誰のせいでもなく、駐在妻は無気力になりやすい状態にあるということを知ってください。
その上で、意識してやる気ホルモンを増やす工夫をしなければなりません。
稼ぐために行動することでドーパミンは湧き出る
社会に貢献したい、人に必要とされたい、自分にしかできないことを成し遂げたい!とか、そういった思いを心のうちに秘めながら日々を鬱々と過ごしている駐在妻は大変多いと思います。
お金を稼ぐということ、社会的評価が上がるということは、人の役に立っているということです。
どんなに小さいことでもいい、今ある環境下でどうやったら1円生み出すことができるのか考えてみてください。
1円だったらできそうな気がしてきませんか?目的はお金のためじゃなく、誰かのために。
会社に勤めるだけがすべてではない
筆者は当初、働きたいのに働けない!夫憎い!(なぜ)となったことがありました。会社に尽くして働く=自己実現だと思ってたんです。
帰国したら子供を預けて職を探してバリバリ働くぞ~なんて思ってました。
しかし、アメリカでは残業して夜遅くまで働くこともなく、好きな時間に在宅ワーク、フリーで活躍している方も多くいたことに筆者は衝撃を受けました。
好きな時に仕事をこなし、昼間からネットで筆者とおしゃべりをしたり、ジムに行ったり、子供が帰ってきたら一緒に趣味のクラスに行くという方、
近所にも、毎日在宅勤務をしているという息子の友人がいましたし、フリーで撮影スタジオを経営しているママ友や育児教室を開く教育熱心なママ友もいました。
企業に勤めながらでも、毎日15時に子供を迎えに来るパパさん、子供の学校行事で普通に休むことが許される勤務環境、日本との違いに愕然としました。
筆者は日本で子供を出産して待機児童を経験し、やっとのことで保育園に入れたと思っても当然のワンオペ育児。
夕食、風呂、寝かしつけの頃にはもう死んでいる、という毎日を送っていました。
ゆっくり子供と向き合うこともできず、神経をすり減らしていた自分が笑えてくるほど…アメリカ人はいつも家族一緒に幸せに暮らしていたんです。
日本で女性の社会進出が進んだといっても、男性の育児進出が進まない限り、大部分の女性の負担は大きく、帰国しても正直生きにくい…
で、あれば今のうちにどこの世界にいても在宅で稼げる方法を見つける必要があるんじゃないかなと思ったのです。
駐在妻さんはまたいつ旦那さんの転勤で違う国に行くことになるかもわからないので、在宅で稼ぐスキル(やる気)をできるだけ早い段階で身につければ人生楽しくなると思います。
まずは小さなことから
いきなり起業しよう!なんて言いません。
主婦でもキャリアがなくても稼ぐことはできます。特に駐在妻の強みは海外にいること、時間があることです。
まずはどんなことでも良いので稼ぐための経験値を増やしましょう。
目標:自分で稼いだお金でスタバに行こう
ココナラ
これは自分のスキルを売ることのできるサービスです。自分の得意分野で仕事がないか探してみましょう(又は出品してみましょう)。
筆者がやったことがあるのはネットショップを運営している方(外国人)からの依頼で商品の中国語→日本語の簡単な翻訳です。
筆者自身、対して語学力はありませんが(大昔に取った中検2級のみ)、日本語はもちろんネイティブなのでわからない単語はネットで検索しながら1年くらい仕事を続けました。
在宅ワークは初めてだったのですが、家にいながら稼げる、日本にいてもアメリカにいても関係ない!ことに本当に感動しました。
また、特にスキルのない人でも、大丈夫です。
駐在妻の人生相談なんてのも見たことがあります。
ココナラの使い方は本当にアイデア次第。例えばですが、筆者の場合もっと早くこのサービスを知っていたら駐在妻のお買い物サポートなんてお願いしたかった!
知り合いや上司の奥様にお願いするのは気が引けるので、お金を払ってwin-winの関係でお願いしたい!という人が実は結構いるのではと思うのです。
スキルのある人は得意分野をぜひ検索してみてください。経験を積んでフリーランスへの第一歩になるかもしれません。
クラウドワークス
ココナラが比較的小さな会社又は個人を相手に仕事をするのに対してクラウドワークスはより専門的な仕事もあるイメージです。
ジャンルとしてはこんな感じです。企業で何年か働いた経験、スキルのある方は高い収入を得ることも可能だと思います。
- システム開発
- アプリ・スマートフォン開発
- ハードウェア設計・開発
- ホームページ制作・Webデザイン
- デザイン
- ライティング・記事作成
- ネーミング・アイデア
- 翻訳・通訳サービス
- ECサイト・ネットショップ構築
- サイト運営・ビジネス
- 事務・ビジネスサポート・調査
- カンタン作業
- 写真・画像・動画
- 3D-CG制作
- 音楽・音響・BGM
Web系の仕事が多いですがカンタン作業(データ入力など)もありますし、エクセルワード、パワーポイントが使える人はさらに選択の幅が増えそうですね。
ロコタビ
例えば、私がよく利用するこのサービスは海外に住む日本人(ロコさん)に旅行をお手伝いしてもらうことのできるサービスです。
多いのは送迎や旅行ガイドで、空港付近や観光地に住んでいればチャンスが多いと思います(ライバルも多いけど)。
日本語で書かれたローカル情報というのはネットで調べても情報量がとても少ないことが多いです。
さらに現地の言葉がわからない旅行者にとって、その地に住んでいる人(しかも日本人)が旅行をサポートしてくれたらどんなに心強いことでしょう。
働いている永住者さんに比べて、駐在妻は時間に融通が利くので旅行者のスケジュールに合わせやすいという利点もあります。
普段は興味のなかった街でも、なかなか腰の上がらなかったローカルでの買い物も、誰かを案内するかも?と思えばもう少し詳しく散策してみようという気になりませんか?
もし、それで人よりも詳しくなればネット上に公開して収益を上げることも可能になるかもしれませんし、現地の言葉が早く身につくことにつながるかもしれません。
筆者がよくお願いするのは、家~空港、空港~ホテルまでの送迎ですが、一度レンタカーに忘れたもの(現金)を取りに行ってもらって、送金をお願いしたことがあります。
旅にはトラブルがつきものですから、旅行者にとっては解決が難しいものでも、居住者にとってはなんてことないという依頼がたくさんあるはずです。
登録だけでもしておけば、誰かの助けになることができるかもしれませんよ。
海外在住日本人による街のコンシェルジュサービス「トラベロコ」
ブログ
筆者も今やってますが、文章を書くことは自分の頭の中が整理されて、すっきりします。
それで人の役にも立つことができれば嬉しいですよね。初心者の方はGoogle AdSenseで稼ぐのがおすすめ。
ブログに表示される広告がクリックされると報酬が出る仕組みです。
読者は無料で情報が得られる、企業は商品を宣伝できる、筆者は広告収入を得ることができる、というwin-win-winの関係になっています。
ブログの開設には初期費用が必要なのでそれなりの覚悟が必要ですが、えいや!と思い切って始めてみるのも良いと思いますよ。
ゆるーく日記的なブログで忘備録用にということであれば無料ブログで十分でしょう。
BUYMA(バイマ)
おしゃれや流行に敏感な方、可愛い海外ブランドの子供服を知っている方、ジャンル問わず日本未入荷のアイテムに詳しい方におすすめなのがバイマです。
海外在住を生かして日本にいる方に商品を売ることのできるサービスです。
商品を売るとなると、仕入れをしたり在庫を管理したりというイメージがあるかもしれませんがバイマではそれがありません。
手元に商品がなくても出品することができますので初心者向けです(ライバルも多いですが)。
日本への送料を差し引いても十分に利益のでるものが実はごろごろ転がっていたりします。
本人にとっては好きなものを眺めてるだけなのですが、利益が出るかもと思うとお買い物が宝探しになるかも。
まずは自分が欲しいもの、好きなブランドが日本のアマゾンやメルカリでいくらで売られているのかチェックしてみましょう。
そして手数料、送料、関税(1万円以上の場合)などもろもろチェックして利益がでるか計算してみましょう。
はまる人ははまるかもしれません♪見る目のある人は将来独立してバイヤーになっちゃうかもしれません。
おわりに
今回もいろいろ自由すぎる記事になってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございます。
話は脱線しますが、最近は人と同じことをしても稼げない世の中になってきてますね。
10年後にはAI(ロボット)が今ある職業の大半を奪ってしまうらしいですから。
今どき会社に勤めてるの?といわれる日も近いかもしれませんね。
これから大切なのはひらめきとクリエイティブさ、自分らしさ。
海外生活という経験を通して、人にはないひらめき、アイデアを養っていきましょう。
ルーティンワークではない、機械にできないことをやりましょう。
この記事が駐在妻の可能性を広げるきっかけに少しばかりでもなれば幸いです。