2020年から日本では小学校でプログラミングが必修化されます!
日本国内では習い事としてプログラミング教室に通ったり、通信教育でプログラミングを始めている方が増えているようです。
今回は筆者が疑問に思ったポイントや海外でプログラミング必修に向けて準備するべきこと、
プログラミング学習のおうちでの導入方法について解説しています。
そもそもプログラミング教育って何?論理的思考が身につく?
プログラミングとは、簡単に言えばコンピューターに命令を出すことです。
コンピューターを思い通りに動かすためには、コンピューターにさせたい動作を、全て書き出していく作業が必要になります。
例えばですが、ここに猫のロボットがあるとします。
猫らしい動きをつけたいと思ったら以下のような命令をださなくてはなりません。
- エサを近づけてセンサーが反応したら
- しっぽのモーターを右にまわす
- しっぽのモーターを左にまわす
- それを4回繰り返す
- 速さはゆっくり
- 5秒間続ける
- 音声を鳴らす(ニャー)
- 一回繰り返す
ポイント
- まず、やりたいこと・させたいことを考える(想像力!)
- 言語化してコンピューターに命令(論理的思考!)
- プログラミング教育=順序だてて物事を考える力が身につく
ロボットやAIの発達により、今ある職業の半分以上が将来無くなっているといいます。
想像力や論理的思考は今後、どの職業に就くにしても必要になってくる力だといいます。
小学校ではどんなことをするの?
文部科学省の「小学校プログラミングの手引き」に以下のような学習内容が紹介されています。
- 様々なリズム・パターンを組み合わせて音楽をつくることをプログラミングを通して学習する(音楽 3年~6年生)
- 都道府県の特徴を組み合わせて47都道府県を見付けるプログラムの活用を通して、その名称と位置を学習する(社会 4年生)
- 自動炊飯器に組み込まれているプログラムを考える活動を通して、炊飯について学習する(家庭 6年生)
身近なところでプログラミングが活用されていることがわかり、実際にプログラミング体験をすることができる内容となっています。
どのようにして機械がうごいているのか、ゲームが作られるのか、子供たちが関心を持つきっかけにもなりそうですね。
プログラミングが必修化といっても、小学校で専門的なコードの記述(C言語など)や難しいPC操作を覚えるわけではありません。
そのため、授業についていくために教室に通って難しいコードを覚えたりする必要はありません。
が、プログラミング教室を通して一からものを考え、形にするという体験はとても貴重なものです。
論理的思考も鍛えられますから、お子さんが楽しめそうなプログラムがあれば体験してみるのもアリですね。
プログラミング教室をオンラインで無料体験
最近では水泳を抜いて人気の習い事となったプログラミング教室、海外在住でもオンラインで受講することができますよ。
休校や夏休みなど長期休暇を利用して、一度体験させてみてはいかがでしょうか?
D-SCHOOL
日本全国にプログラミング教室を展開するD-SCHOOLでは、
小学1年生からオンラインで学べるプログラミングコースが用意されています。
特にマインクラフトでプログラミングを学ぶコースはとても人気!
お子さんがマイクラ好きであれば楽しくプログラミングを学べるかもしれませんね。
- マイクラッチコース
- ロボットプログラミングコース
- 英語&プログラミングコース
- マイクラッチJr(ジュニア)コース
- オンライン個別指導コース
12カ月のカリキュラムに合わせて毎月90‐120分かけて確実にステップアップすることが可能です。
TeckAcademyジュニア
TeckAcademyは多彩なコースと約25000人もの教育実績で有名な大手プログラミングスクールです。
TeckAcademyジュニアはその小中学生向けコースになります。
初心者(scratch)~上級者(Webアプリ作成、スマホゲームアプリ作成)までコースが用意されており、
レベルに沿った学習ができるようになっています。
月に二回のアクティブラーニング(初心者)や個別指導(上級者)で学びの確認、質問ができるようになっています。
無料体験授業実施中
SCRATCHとは?(頻出用語)
マサチューセッツ工学大学メディアラボが開発した、世界中で利用されているプログラミング言語です。
長文のコード入力は不要で、マウス操作で「命令ブロック」を組み合わせてプログラミングを行い直感的に進められるので、
幼児や小学校低学年でも勉強を始めることが可能!多くの子どもたちに利用されています。
世界中で公開されているScratch作品でみて参考にしたり、自身の作品を公開してコメントをもらうなど、世界共通のコミュニケーションツールとしても利用されています。
LEGOでできるプログラミング学習
LEGO® Education
最近話題になっているのがロボットプログラミングが学べるLEGOの教材。
世界でも数多くの教育現場で採用されており、日本でも大手通信教育会社であるZ会などでも採用されています。
Z会プログラミング講座 with LEGO® Education
プログラミングレゴの種類はいくつかあり、就学段階に応じて教材を選ぶことができます。
- デュプロ® プログラミングトレインセット(2歳~)
- レゴ® WeDo2.0 基本セット(5歳~小学校低学年)
- レゴ® エデュケーション SPIKE™ プライムセット(小学校高学年)
- 教育版レゴ® マインドストーム® EV3 基本セット(10歳~)
ただし、日本では基本的にこれらの教材は教育現場で複数人が一緒に学ぶように作られていますので、特定の販売会社から購入しなくてはなりません。
その点、アメリカにお住いの方々はラッキー、Amazon.comでも手に入ります。
説明書などは特になく、プログラミング用アプリをお持ちのタブレットなどにインストールすればOK!
アプリを使えば作り方などわかりやすく解説されています。
アプリでは視覚的に理解できるので子供だけでも遊べますが、キットだけを購入するデメリットは飽きやすいということ。
用意されたものをただ組み立てるだけでは、想像力は育ちません。
テキストでちゃんと学びたい、日本語で理解したいという場合には日本で準備をして行きましょう。
選択肢としては通信教育のZ会、又はアフレルという会社でテキスト付きの教材が販売されています。
両者ともに海外発送をしていませんので、海外在住者にはテキストが一括で送られてくるアフレルの方がおすすめです!
渡米前、一時帰国前に手配しておきましょう。
5歳からの「レゴ WeDo2.0 for home by アフレル」
10歳からの「教育版レゴ マインドストーム EV3 for home by アフレル」
LEGO® BOOST
国内外で受賞歴もあるこちらのおもちゃは、いま最も人気のプログラミングおもちゃの1つです。
喋るロボットのバーニーなどとても魅力的な5つのモデルをこのセットだけで作ることができます。
ロボットを組み立てるだけでかなり時間がかかりますので作った後の達成感はすごいです。
こちらもアプリで操作でき、指示通りに動かしてみましょう。
ただ指示通りにプログラミングした後に、じゃあ次は自由にプログラミングしてみよう!と言われても、普通の子供はまず何も思いつかないと思います。
何も思いつかない場合には、組み立て終わったら飽きてもうやらなくなる可能性が高いです。
そうならないためにも、
- なるべく低学年には与えない
- プログラミングのバリエーションを知る
ことが大事だと思います。対象年齢は7歳からなので、幼稚園児にはまだ早いと思います。
レゴの組み立てやプログラミングのアイディアは本で勉強することができます。
英語のみなので、ある程度海外生活に慣れたお子さんにおすすめです。
Lego Boostは最近はコロナの影響&長期休暇ということもあって品切れが続出していますから、見かけた時が買い!ですよ。
日本ではしばらく価格高騰が続きそうですね…
Nintendo Switchでプログラミング
ニンテンドースイッチを既に持っている方におすすめなのがNintendo Laboです。
こちらは段ボール工作で釣りやピアノ、ドライブなどをして遊べるゲームですが、実はプログラミング的要素も含まれています。
トイコンガレージという機能を使って、コントローラーの赤外線センサーを利用して、条件を自由に設定し、
コントローラーを振動したり音を鳴らせたりすることができます。
アイディア次第で様々なものを作り出すことができます。公式HPでラボを使ったプログラミング例をたくさん紹介していますから覗いてみてください。
おわりに
いかがでしたか?プログラミングといってもたくさんのアプローチ方法がありますが、お子さんが楽しんで取り組めることが一番ですよね。
時間がある今のうちにたくさん想像力を働かせて、何か一つのことに夢中になるという経験をたくさん味合わせてやりたいですね。