【週末トリップ】子連れでマキノー島旅行、プランニングのヒント

前回の記事ではマキノー島のおすすめホテルを厳選してご紹介しました。

今回は筆者の経験を参考に子連れでマキノー島の過ごし方、計画のヒントをご紹介します。

マキノー島って？

ミシガン州のアッパーペニンシュラとロウワーペニンシュラを隔てるマキノー海峡(ブリッジ)のすぐ東側に位置する島です。

島の大部分が州立公園に指定され、自動車は禁止。移動手段は徒歩、自転車、馬車に限られ自然保護に力を入れています。

ミシガン州では大変人気な観光地の一つとなっており夏には多くの観光客が押し寄せバカンスを楽しみます。

ヴィクトリアン調の建築物が島内に散在し特に歴史の古いグランドホテルは一見の価値あり。

毛皮貿易で栄えたこの地を巡って、アメリカとイギリスが２度に渡り戦争した歴史ある場所でもあります。

どうやって行くの？

マキノーシティまたは橋を渡った先のセントイグナスから船が出ているのでフェリー会社でチケットを買いましょう。

主なフェリー会社はSTAR LINE、SHEPLAR'Sの２つです。STAR LINEの方が船着き場までの距離、駐車場無料などの点でメリットが大きいでしょう。

SHEPLAR'Sは午前中の早い時間帯で橋の下を通る船も出ている(日によって違います)ので条件が合えば検討しても良いですね。(無料)

めい

STAR LINEも橋の下を通る船は出ているけど一日に数回だよ(無料)

STAR LINE

駐車場無料が嬉しい、船着場まで無料シャトルバス付(遠い場合)のフェリー会社です。

当日予約なしで行っても問題ありませんが、オンラインで購入した方が若干お得になります。

STAR LINE

セントイグナスから出る２つの船とマキノーシティから出る船、合計3つのドック(船着き場)があります。

お出かけの際はHPで時刻表をチェックしてくださいね。

マキノーシティから出ている船が最も本数が多くなっており、船は先着順(予約できません)ので繁忙期は本数が多いマキノーシティのドックを選ぶと良いかもしれません。

ただしマキノーシティ発の船は土日のみとなっていますので平日に訪れる予定の方はスケジュールをしっかりチェックしましょう。

ファストパス、クラシック、フレックス、ファミリー、パイレーツ船など様々な種類のチケットが用意されています。

子連れにお得なのはファミリーチケットです。参考までに大人２人、子供１人の往復チケットがセットで＄６０、４歳以下は無料となっています。(２０２０年６月現在)

自転車持参の際は、＄１２／台です。(おすすめ、後述)

盗難防止など、安全に駐車したい方はオプションで屋内駐車場などを選ぶこともできます。

SHEPLAR'S

駐車場は日帰りなら無料、宿泊の場合は＄５／泊かかります。フェリーチケット又はコンビネーションチケットがあります。

オンラインの方が少しお安く購入できますが、当日予約なしでも問題ありません(予約できません)。

子連れにおすすめなのはコンビネーションチケットです。

SHEPLAR'S

参考までに大人２人、子供１人の往復チケットが＄５８、４歳以下は無料となっています。(２０２０年６月現在)

めい

金額的には両者あまり変わらないね

連泊するなら駐車場無料のSTAR LINE一択かな

ピロピロ

マキノー島で何ができるの？

サイクリングor馬車で島一周

マキノー島に到着したらまずは涼しいうちに島内を一周してみましょう。

移動手段としては自転車か馬車を使うことになりますが、どちらも割とお金がかかりますので覚悟してくださいね。

自転車(おすすめ)

自由度が高いのは自分のペースで周れる自転車です。

カート付き自転車や２人乗り自転車がレンタルできるので幼児連れ、小さいキッズ連れでもOKです。

めい

ベビ連れはちょっと厳しいかも？

料金(４時間の場合)

• 大人用変則付き自転車が＄４０前後
• キッズ用＄２０前後
• 二人乗りできるようにするための車輪の追加(Tag-along)＄３０前後
• 幼児(１歳前後～)が乗れるカート(Burley/Weehoo)＄３０前後

我が家は、息子が途中でへばった時のことを考え、パパと息子(７歳)がTag-a-longをつけて２人乗り、ママが幼児(３歳)をカート付き自転車(BurleyまたはWeehoo)に乗せて漕ぎました。

つまり、大人用変則付き自転車×２、Tag-a-long×１、Burley×１で合計＄１４０くらいになりました(/・ω・)/

島内には主に６社ほど自転車のレンタル会社がありますが料金は似たり寄ったりなので便利なところで借りると良いでしょう。

めい

厳密にいえばMackinac Bike Barnだと５時間パックが＄35と割安なのでおすすめ。宿泊ホテルが近い場合にはチェックしてみて

Mackinac CycleとRyba's Bike rental、Island bike houseでは24時間レンタルができるよ。次の日に朝のサイクリングしたい人にはおすすめ

ピロピロ

馬車(Carriage Tour)

ベビー連れ、体力に自信のない方は馬車で周るのがおすすめです。

馬車ツアーを運行する会社は主に２つあります。

MACKINAC ISLAND CARRIAGE TOURS

こちらはプライベートツアーと大人数で一緒に島内を回るツアーを遂行しています。

メインストリートにたくさん馬車が並んでいますから予約の必要はありません。

プライベートツアーは１人～４人までなら＄１４０／時間となっています。

他の観光客と一緒にツアーに参加する場合、料金は大人＄３０．５、子供＄１１(４歳以下の子供は大人の膝の上に乗せる場合は無料)になります。

このツアーは約１時間４５分かけて島内を一周します。ツアーには以下の場所が含まれています。

1. Surrey Hills Museum
2. Wings of Mackinac Butterfly Conservatory
3. Arch Rock
4. Fort Mackinac Avenue of Flag
5. Return to Surrey Hills Museum
6. Grand Hotel

アーチロックでは降りて写真撮影する時間も短時間ですが設けられています。

以上、団体ツアーの方は少し長いツアーになっていますので小さいお子さんは飽きるかもしれません。お昼寝時間を狙ってみてはいかがでしょうか？

GOUGH LIVERY CARRIAGES

こちらはプライベートツアーのみを催行しています。料金は１人～４人までなら＄１４０／時間となっています。

ツアーには以下のような場所に訪れることができますので時間と相談して自由にカスタマイズしてください。

• Historic Market Street
• Grand Hotel
• East and West Bluff Cottages
• Harrisonville
• Grand Hotel and Wawashkamo Golf Courses
• The Governor's Residence
• Fort Mackinac
• Panoramic Views of the Harbor and City of Mackinac Island
• The Historic Mission Area

電話で予約が可能で、Marquett park 又は指定の場所まで迎えに来てもらうこともできますよ。

アーチロック散策

マキノー島といえばアーチロックといえるほど人気の観光ポイントの一つです。

地上から約４５ｍの高さに位置しており、五大湖地域でこのアーチの存在は大変珍しいそうです。

ネイティブアメリカンはこのアーチを聖地として崇め多くの伝説を残したそうですよ。

自然にできたアーチから覗く湖の色は写真では表せないほど美しく、マキノー島に来たら必見と言えるでしょう。

メインストリートからは距離がありますので自転車か馬車で訪れてください。207段の階段がありますので歩きやすい靴で行きましょう！

グランドホテル見学

マキノー島のシンボルともいえるグランドホテル、ビクトリアン調の建築、世界最大のサマーホテルとだけあって一度は見ておきたい観光地です。

ホテルを見学する際には一人＄１０かかります。ドレスコードのあるホテルですからタンクトップや切りっぱなしジーンズなどラフすぎる格好は避けてくださいね。

有名なこのホテルの長ーいポーチで湖を見ながらひと休みしたいところなのですが、かなり混雑していますので休憩するならエントランス入ってすぐのアイスクリーム屋さんで。

ホテルと馬車の組み合わせはとても絵になりますので、写真がお好きな方はぜひ素敵な構図を探してみてください。

フォートマキナック見学

マキノー島はイギリス軍とアメリカ軍が戦争をしたことでも知られこのフォート砦はアメリカ独立戦争の最中にイギリスによって作られたものです。

歴史に興味のある方は訪れてみてはいかがでしょうか？

ファッジの試食

マキノー島はファッジが有名でメインストリートにはたくさんのお店が並んでいます。

日本人には少し甘すぎるファッジですが、試食もできるので覗いてみてはいかがでしょうか？

サンセットを楽しむ

マキノー島で夏場にサンセットを見るなら宿泊が必須、ミシガンの夏場のサンセットは21：00すぎだからです(鑑賞の際は要確認)。

観光客で大賑わいの昼間と比べ、閑散とした島内で見るサンセットは格別。

できればメインストリートから少し離れた静かなところで鑑賞したいですね。

ちなみに島内の西にはSunset Rockという鑑賞スポットが用意されています。

サンセット鑑賞できるように夕暮れから～サンセットまで自転車をレンタルしている会社もあるので足を延ばしてみるのもアリですね。

サンセットが見たくてまだホテル予約がお済みでない方はこちらの記事を参考にしてください。

おわりに

マキノー島は観光客がとっても多いですが、非日常を味わえる夏だけの特別な場所です。

思い出の残る素敵な家族旅行となりますように。

質問等ありましたらお気軽にどうぞ！