最近、日本で大変話題になっているレゴがあります。その名もカラコロピタン!
33個の特殊パーツを使って様々なからくり装置(ピタゴラスイッチ)を作ることのできるセットです。
もともとはアメリカのAmazonで長年ベストセラーになっているもので、最近ようやくポプラ社から日本語版が発売されました。
日本語名はカラコロピタン、内容は英語版と全く同じで英名はCHAIN REACTIONとなっています。
内容はこちらの動画がわかりやすいです。0:30あたり~ご覧ください。
英語でLEGOが学べるならと、今回は英語版を購入しましたのでレビューしたいと思います。
目次
対象年齢は8歳~
英語版は8歳~と箱に記載があります。確かに組み立てなど少し複雑な部分もあり、現在7歳の息子は親のサポートが必要な場面もあったので一人で遊ぶなら8歳からだと思います。
ポプラ社のHPを見ると日本語版の対象年齢は5歳~小学2年生となっています。親と遊ぶという前提であれば5歳のお子さんでも十分楽しめるかと思います。
33個の特殊パーツとふろく
見ての通りレゴブロックの数は少なく、このセットだけで作れる装置は全部で10つあるうちのたった1つだけです。
全て作るには手持ちのレゴが割と多めに必要となりますので注意してください。
装置に使うパーツは厚紙製であまり強度がありません。
5歳以下の小さいお子さんが遊ぶ場合には、あらかじめOPPテープで補強しておくなどの工夫が必要かもしれません。
購入前の注意点
アメリカのAmazon.comで高評価!なのですが、日本アマゾンレビューを見ているといくつか注意点が浮かび上がりました。
手持ちのレゴが必要
作るためには手持ちのレゴが必要です。本の中に入っているものは特殊パーツ33個のみでこれだけで作れるからくり装置はたった1つだけです。
手持ちにレゴを全く持ってない人はあまり楽しめないでしょう。
☞レゴの基本セットがあれば楽しめます
パーツが紙製
日本のカラコロピタンでは対象年齢が5歳以上とあり、アメリカよりも低年齢に設定されています。
幼稚園児が紙パーツを扱うとなれば、破れたりちぎれたりすることが容易に想像できます。
☞幼児が扱う場合はテープで補強したり、PPシートで手作りすることで解決できます(後述)
←工作や梱包におすすめのOPPテープ
手持ちのレゴがどれだけ必要か?
手持ちのレゴで全てのからくり装置が作れるのか気になる方は多と思います。
ちなみに我が家はこれだけレゴを持っていますが収録されている全10個ともなんとか同時に作ることができました。
レゴクラシック10698
レゴクラシック10703
Crazy Action Contraptions by Klutzs
↑こちらはカラコロピタン(chain reaction)を作った会社の製品で特殊パーツがたくさん入っています。
レゴを作り始める準備
レゴの数が限られているので、レゴの残りを考えながら大事に使っていく必要があります。
写真のように同じレゴの種類や色をある程度そろえてから作り始めるのがおすすめです。
レゴの代用方法
作り方説明書には2×8ブロックが多用されていますがこれは結構レアなパーツで、レゴの基本セットを購入してもあまり入っていません。
なので、必ず代用する必要が出てきます。
2×8ブロックの代用方法
上記のように持っているレゴを使って代用するわけですが、上に重ねるものがなかったりバラバラになってしまう場合には基盤やプレートを活用しましょう。
基盤を用いてブロックを節約しています。2×4と2×3ブロックだけを使って2×8ブロックの代用ができました。
4×4の柱の代用方法①
エレベーターランプやジグザグランプを作る際には2×4のブロックを大量に使用し、ひたすら柱を作る作業があります。
しかしこれを1×2、1×3、1×4のブロックを用いて中心を空洞にしながら作ればブロックの節約になります。
4×4の柱の代用方法➁
また、実はレゴとレゴデュプロは互換性があるため家にレゴデュプロがある人はレゴの必要総数を大量に節約することができます。
レゴデュプロ1つで2×4ブロックが4個分節約できます。
注意ポイント
レゴとデュプロのつなぎ目は外れやすいため必要があればセロテープで固定してください。
ドミノ
説明書通りに作ると大量のレゴが必要になりますが、写真のように最低限のレゴがあればドミノになります。
購入することも可能
2×8のパーツは購入することも可能ですが1個あたり$1以上(100個あたり)と大変高価です。
厚紙の代替品
ダイソーで工作用にPPシートを大量に購入していたので、今回はこちらで制作してみました。なければ厚紙でも大丈夫です。
PPシートは0.75mmなのでハサミで切ることも可能ですが、穴をあける作業が必要なので金物定規とカッターを使用しました。
折り曲げたい時はカッターで二回ほど切れ込みを入れると良いです。山折りにしたい場合は表に、谷折りの場合は裏に切れ込みを入れましょう。
角はあたると痛そうなので丸く切っておきます。
こちらが完成形。時間はかかりましたがなかなか美しくできました(満足!)。これだと紙のようにふにゃふにゃになりません。
10連鎖マシーンを作ってみた
では早速コースを作ってみましょう。今回はこんな感じにしてみました。
- まずはクイントップルでドミノを倒します
- ドミノはシーソーのスイッチを押しドミノが落下、その際にスロースピンのピンが抜かれます。
- スロースピンはエレベーターランプのスイッチを押し、ベルを鳴らしてフィニッシュです(下コース)。
- シーソーはフラッグ&ハンマーのスイッチを押しファンネルランプへ転がります。
- プーリー&バケツにボールが入ったら次のボールがボードバウンサーに落下
- ドミノが倒れてボールが転がります。
- ジグザグランプのスイッチが押されベルを鳴らしてフィニッシュです(上コース)。
ポイント
ドミノで二股に分かれるように配置しました。最後のドミノは引金ドミノかつピン付きの紐がついています。
一方は引き金ドミノでシーソー&ランプのスイッチを押し、一方はスロースピンのピンを引っ張って抜いています。
感想
今回7歳の息子と遊びましたが、これは良いです!すごく楽しい!息子はピタゴラスイッチが自分で作れて大満足の様子でした。
ボードバウンサーなど物理の法則(?)的な落ち方をするものもあり、大変勉強になりますね。
ただ10連鎖ともなるとなかなか成功しません(笑)全て成功させようと思ったらかなり微調整が必要になってきます。
多くても5装置くらいで遊ぶのがおすすめです。10個同時に作る必要はないです。時間かかりすぎます。
手持ちの基本セットだけを使って遊ぶ、なくなったら壊して次を作る、で問題なく遊べるようになっています。
こちらもおすすめ!
Chain Reaction(和名カラコロピタン)を作った会社、Klutzの商品です。
こちらは手持ちのレゴを一切使用せず、付属のレゴのみで作ることができます。
歯車やゴムを使って12つのからくり装置をつくることができ、簡単な機械の仕組みを学べます。
今のところ英語しかありませんが図解があるので子供でも問題ありません。
カラコロピタンが好きなお子さんならこちらもハマると思います。
難易度はカラクリピタンよりも難しめですので小学生以上にいかがでしょうか?