アメリカ人ってすごく子供を褒めますよね。自分の子、他人の子関係なくとにかく褒めます。
頑張ったこと、よくできたことはもちろん、泣いている時や怒っているときでさえも褒めている(!?)ことがあるんです!
褒めるだけでなく、子供の気持ちがよくわかるよという共感もよく見られます。
ネイティブのように褒め言葉をたくさん使うとポジティブな気持ちになり子育てにも余裕が出るのでおすすめです。
しつけする時は日本語だから関係ないと思っている方、外で英語で子供に注意したいケースはありませんか?(順番守ろうね、など)
日本語で子供を注意していると目立ちますし、怒ってるのか、しつけているのかわからず不安がる子供たちもいます。
他の子や他のママに聞こえるように英語で言いたい、今回はそんな時に使える英語表現も集めています。
赤字は超定番表現、黄字はバリエーションを増やしたいときに使ってみてくださいね。
ネイティブがよく使う、ほめ言葉&共感の表現
ネイティブは自分の子でも他人の子供でも、通りすがりの人でさえもよく褒めてくれます。
頑張っている子がいたら、たとえ知らない子であっても優しく声をかけて励ましてあげたいですね。
励まされたら子供はとても嬉しいですし、励ます方もポジティブな気持ちになれます。
○○できたね!
お砂場で大きなお山が作れた時、自転車がうまくこげた時、ご飯を全部食べられた時、お勉強ができた時、スポーツができた時、どんな時にでも使える表現です。
例え小さな事であっても努力した結果ならば、感情いっぱいに褒めてあげてください。
また、ネイティブはなぜ褒めているのか、努力の過程や詳細をかなり具体的に理由を付け加えることが多いです。
そうすることで子供が褒め言葉に慣れてしまうことを防げるのだそうですよ。
- You did it!
- Good job!
- Look at you (○○ing)!
- Super!
- What effort!
- You did great!
- Well done.
- You did that? (You did it.の強調)
もちろんこれだけでも十分ですが、余裕があればこれらのフレーズの後に具体的にどこが良いか付け加えられるとよいですね。
- 今日は〇〇と○○の野菜を食べたのね!
- おえかきで○○は、ちゃんと〇〇色で塗ったんだね!
- たくさん線(図形など)を書いたね!
- お城みたいな砂のお山ができたね!
- ○○(材料)と〇〇色を使って上手に仕上げたね!
- 昨日よりも○○が上手くなっているよ!
- とてもユニークなものができたね!


褒める代わりに感謝する
ネイティブは頻繁に自分の子供にありがとうと言っているのを耳にします。
子供が普通におりこうさんにしていることは当たり前にできることではありません!
できないことが普通、できると感謝の気持ちを表すのです。
- Thanks for sharing. (おもちゃをお友達に貸してあげた時など)
プレイデートや公園でおもちゃをお友達に貸してあげた時などによく使います。
貸してあげられた時はもちろん、子供が独り占めしようとしているときにも先にありがとうとささやいて言い聞かせることもあります。
できる前提で先にありがとうと言ってしまうのです。


- Thanks for waiting your turn so well.(順番を待てた、待っている時)
- Thanks for giving your friend a turn. (上に同じ)
ブランコや滑り台などの順番を守れた時はもちろん、守ってもらいたいときにはこちらを使います。
- Thanks for being so tidy. (きちんとしてくれてありがとう)
- Thanks for putting that away. (片づけてくれてありがとう)
- So neat! (きちんとできてるね!)
- You did it all by yourself. (全部自分でできたね!)
お片付けが上手にできたらこのような表現を使います。
tidyはきちんとという意味、tidy upで片づけるになります。
neatもきちんと、整ったという意味があり、靴を揃えたり服をかけたりできた際に使えます。
- Thanks for being so quiet.
騒いではいけない場所や場合に、おりこうさんに大人しくできたらこのような表現があります。

頑張っている子供を励ます
もう少しで目的が達成できそうなときに使える表現です。
日本語だと「頑張れ!」ですが、英語で励ますフレーズはとても多いですね。
くじけそうな子供がいたらいろいろな表現で励ましてあげてください。
- There you go. (いいよその調子!)
- You're doing it! (できてるよ!)
- Look at you go! (すごい、できてる!)
- You can do it. (君ならできるよ!)
- Almost there. (あと少し)
- Keep going. (その調子)
- What's a hard worker. (とても努力家ね)
失敗した時
失敗した結果ではなく、チャレンジしたプロセスこそが何より大事!
次に活かせるような励ましの声掛けをしてあげたいですね。
- So close!
- Nice try!
- Good effort!
買い物の時、お手伝いをしてくれた時
一行目のフレーズはお買い物で子供がカートを押していると決まっておばあちゃんに言われるフレーズですw
-
- She/He is such a good helper! (素晴らしいお手伝いさんね!)
- Such a big help! (助かるわ!)
- How helpful.
- What a big help! (とっても助かるわ!)
優しいね!
プレイデートや公園で、おもちゃを貸してあげたり相手のことを思いやることができたときに使えます。
- That's so nice.
- How sweet!
- How kind of you.
上手に仲良く遊べた時にはこのようなフレーズもあります。
- You two get along so well.(二人とも仲良くできて偉いね)
- You played so well with ○○.(○○と仲良く遊べたね)
泣いている時
子供が泣いてイライラしてしまうことってありますよね。まずは気持ちがわかるよ、と子供に寄り添うフレーズをかけてあげることで子供は落ち着くことがあります。
- I can see you so sad.
- I can see you so frustrated/upset. (イライラするのわかるよ)
- It's OK to feel sad. (悲しんでもいいよ)
怒っているとき
怒っている気持ちがわかるよ、と共感するフレーズもありますが、感情を出すのは良いことだよという変化球を投げてみる方法もあります。
- I see you're very angry.
- Good showing your emotions. (感情を表せたね)
駄々をこねる時
子供が駄々をこねる時は、頭ごなしにダメだと否定するのではなくちゃんと意見を聞いていることを伝えられると良いですね。
意見を言えたことに対して褒めるという裏技もあります。
- I'm listening.
- I hear you.
- What an opinion. (意見を持てたね)
おわりに
いかがでしたか?英語で褒める表現はここでは書ききれないくらいたくさんあり、アイデアの数だけいろいろな褒め方があります。
どんな小さなことでも良いところを見つけて、すかさず褒めるという文化はぜひとも真似したいですね。
褒められて嫌な気持ちになる人はいませんし褒めることでもとてもポジティブな気持ちになります。
アメリカで人と人の関係がとても爽やかなのはこの褒め文化が鍵なのかなと思います。
ネイティブのような褒め力を身につけて余裕のある子育てができると良いですね!